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村松 健; 劉 峭; 内山 智曜*
no journal, ,
原子力発電施設のリスク管理への地震PSAの応用方法の検討を目的に、機器損傷相関の影響を考慮した複数基立地サイトの炉心損傷頻度(CDF)及び炉心損傷事故シーケンスの特徴について考察した。また、アクシデントマネジメント方策としての電源融通の有効性についても検討した。隣接立地の二基のBWRを想定したシステムモデルを作成し、地震時のシステム信頼性解析用コードSECOM2を用い、機器損傷の相関を考慮したうえで、CDF及び炉心損傷事故シーケンスの構成を求めた。その結果、CDFが機器損傷相関の度合いに影響されることがわかった。また、NUREG-1150に決められた機器の相関係数を使用した際、一基のみのCDF,サイトにおけるCDF(二基どちらかで炉心損傷),二基同時に炉心損傷の頻度はそれぞれ1.3倍, 1.2倍, 2.3倍に増加した。さらに、異なるシーケンスの組合せによる二基同時に炉心損傷の可能性があることを示した。電源融通を考慮した場合は、一基のみのCDF,サイトにおけるCDF,二基同時に炉心損傷の頻度がともに減少した。また、サイトにおけるCDFは一基単独立地サイトのCDFより低くなることがわかった。